「三月の雨」シリーズ 総集編感想
この総集編は、校教師・二川孝太と教え子・大塚宮子の恋愛模様を描いたシリーズの集大成として、商業作「三月の雨」と3作品を収録しています。収録作品の内容は大幅に加筆修正され、描きおろしも多数収録されています。
個別に収録されている作品について少し触れてみます。
#1 三月の雨
商業作として発表された冒頭ページを追加した作品です。二川孝太と大塚宮子の関係が始まるきっかけとなるエピソードが描かれています。
#2 Sunshower
冒頭部分を再編集し、新たにページも追加されています。二川孝太と大塚宮子の関係が進展する様子が描かれ、物語が盛り上がっています。
#3 梅雨、夏服、アパートにて
オマケとして追加された作品です。大塚宮子が二川孝太のアパートにお泊りするエピソードが描かれており、新たな展開に期待が高まります。
また、前日譚として「放課後の迷夢」も収録されており、二川孝太と大塚宮子の関係の背景に迫る内容となっています。
さらに、描きおろし作品やイラストも多数収録されており、全202ページにも及ぶボリュームのある内容となっています。
この総集編は、性器修正が施された黒線によって表現されているため、男性向け・成人向けの作品となっています。
感想
「三月の雨」シリーズは、学生と教師という禁断の関係を描いた純愛ストーリーで、その総集編としての出来栄えも素晴らしいと感じました。特に注目すべきは二川孝太と大塚宮子の恋愛模様の描写です。
二人の関係は禁断の恋であるため、物語の中での葛藤や苦悩が描かれており、その心理描写には深い魅力があります。二川孝太の内面や大塚宮子の成長にも注目しながら物語を追っていくことができます。
また、本作は描かれるエロシーンも魅力的です。特に好きなエロシーンは#2での二川孝太と大塚宮子の関係が進展する場面です。二人の間に生まれる背徳感や甘い空気が、読者を虜にすること間違いありません。
総集編ということで、過去作品から新たな描きおろしやイラストも収録されています。これにより、本作の世界観をより一層楽しむことができます。
全体的に、ストーリーの展開やキャラクターの心理描写、エロシーンの描写など、どれをとっても魅力的な作品であると感じました。作者の真白しらこさんの才能にも敬意を表したいと思います。
「三月の雨」シリーズの総集編は、ファン必見の作品です。二川孝太と大塚宮子の恋愛模様をじっくりと楽しむことができます。この作品を読んだら、二人の関係やエロシーンについても詳しく語り合えることでしょう。